高熱の理由 ー 最終回その2

そのTerryに早速電話。

状況を説明するも、「ああ、そんなの大丈夫だよ」と二つ返事。

むむっ。今までと反応が全然違う。

翌日すぐに家の状態を見に来てくれ、家の状態とEQCのレポートを見比べながら、「こんなの土止めの壁作らなくても全然問題ないよ。もっと安くて早い方法があるんだよね。電車の線路脇とか道路の崖の法面あるだろ、あれと同じ工法使えばブルドーザーなんていらないし、こことここに斜めにコンクリートの杭打って、法面に土砂滑り止めのカバー掛ければ、まあ50年は大丈夫だろうな。」

何とも心強い解答!!

その日の晩見積もりが来たのですが。これがまた安い!

EQCが言っていた金額の半分で済んじゃう。しかもその金額は既に銀行に支払われている。ということは、余った金額はどこ行くんだ??私の小遣いか??ベンツでも買うか??いや、それには足らない。でもプリウスの中古ぐらいなら何とかなるか??
などとかなり甘い考えを抱いていたのですが、実はこの見積もりが更なる混乱の元になろうとは思いもしませんでした。

銀行は、ローンの残っている家の資産価値さえ維持できれば、私が残金をもらおうが、EQCに返金しようが別にどうでも良いらしいのですが、この見積金額があまりにも安すぎるために、さすがにそれはおかしいだろうと言うことでこのプロジェクトを保留としてしまったのです。

ここからは出口の見えない修羅場のやりとり。

* 私は実際に10社以上のコントラクター(と思われる物も含む)に見積もりのお願いをした
* 引き続きいろんな所に見積もり依頼しているが庭までのアクセスが悪く、工事をするには家屋を破壊してブルドーザーを入れないといけないため、とてもじゃないけど責任もてないと断られる
* 見積もりを出すことが出来たのはTerryの会社のみであった
* そのTerryは今回の大元であるEQCから紹介を受けて話を進めている

この点を何度も銀行に話をし、何でも良いから早くチェックをリリースして、”半年以内に深刻なダメージを与える恐れ”のある地滑りの工事を進めさせてくれとお願いしても、頑として首を縦に振りません。
この私からの一方通行のやりとりが一ヶ月半。既に5月に入ってます。

じゃあいい、おまえら銀行でコントラクター探してくれ。おまえらの探したコントラクターで、おまえらが理想的と思われる工法で、何でも良いから一日でも早く工事を進めてくれ。
でも言っておく。十社以上に自分で見積もり依頼したがどこも受け付けてくれない。家の一部を破壊しないと工事できないと言っている。その家の修繕費はもちろん銀行が持ってくれるんだよね?
さらにこの無駄なやりとりで一ヶ月半過ぎ、当初の”半年以内に深刻なダメージを与える”と言われている期間はもうすぎ、しかも地滑りの原因となる雨期が来る。去年みたいに雨降ったらたぶんこの家持たないよ。そのとき家が地滑りで破壊されて、運悪くリビングに私や嫁さんがいて大きな怪我やそれ以上の事故が起こった時は、当然銀行が責任持ってくれるんだよね?隣の家にも半端じゃない損害与えるよ。このやりとりは全部記録残ってるから、もし本当に事故が起こった時、あんたら逃げられないよ。

もう脅しに近いメールを銀行に送信。
私も7ヶ月経って全くもって何も進展の無いこの状況に、怒りと焦りでストレスMAXの毎日だったので、かな~~~りきつい文章。

さすがにこの脅しがきいたのか、それまでほとんど反応の無かった銀行からやっと連絡がありました。
この銀行、それぞれの顧客に担当がいるのですが、私の担当者はかな~~りやつれた表情。
実際にチェックをリリースするクレジットマネージャーと顧客の私の間に挟まれ、かなり辛い思いをしていたんだと思います。

で、彼曰く、
* いりけんの言うことは、よくわかった。Terryの工法しか今回の工事に対応できないというのは本当のことだろう
* しかしその工法は元々EQCが提案してきた物とまるで違う物であり、それが本当に適切な工法なのかどうかは、私たちは素人なので判断しかねる
* よってEQCにTerryからの提案を元にもう一度現場(私の家)を見てもらい、EQCが問題ないと判断すれば工事を進めて良い
* 残った金はいりけんとEQCで話してくれ

へ??
またEQCの視察ですか??
ということは、去年の12月の段階に戻っちゃうんですか??
これで彼らがダメといったらどうなるんですか??
私のお小遣いになるはずだった残金はどうなるんですか??

等々複雑な思いが去就。
もうどうにでもなれという投げやりな気分でEQCのインスペクターを5月末に迎えました。

今回も長いので、明日に続く・・・

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